【クソデッキ記事 #3】多色バニラについての提言
新年あけましておめでとうございます。本年も当ブログとツイッターアカウントをお願いいたします。
本来この記事は多色バニラという裁定が出たときに投稿する予定だったのですが、書いてる途中でほぼ全ロストし執筆モチベが消滅、以後1か月放置していたという……「なんで今更?」と感じられると思いますが、今だけDMRP-08先行発売時にタイムスリップしていただけたら幸いです。アホですね。
◇発端
https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/dmrp08-0001/
ふ~~~~~~~~~~~~~~~~ん………
ぼくのDM復帰の原点、実は侵略バニラビートだったりします。E1で引退したので、「バニラをサポートする」という発想がなく、面白いなあと思って勢いで組んだのが始まり。
その後も《サンマッド》や【ジャックイレブン】などが出てくれて、バニラはなかなか楽しませていただいたのですが、残念ながら2つとも巻き添えを食らう形で消滅。まあしょうがねえな。
が、ここにきてまさかの強化。これは是非何かしら考えてあげたいですね……
(ほんとはこの「多色のマナタップインはテキストじゃなくてルールにするよ」というルール改正、記憶が正しければ結構前にされてたんですけど、大々的に公になったのはこれが初)
◇そもそもバニラビートとは
バニラビートとは、バニラが出たら1ドローできる《アクア・ティーチャー》と、バニラのコストを2下げる《駱駝の御輿(マツリダワッショイ)》(以下駱駝)を核にした、特殊なビートダウンです。
1コストに下がったバニラを出してドロー、またバニラを引いて1コストで出してドロー、またバニラを引いて…という流れで展開していくため、必然的に入るバニラは「青か緑」「コストは3」ということになります。
バニラといっても数はアホほどあるので、必然的になんらかの条件で優先付けしていくことになります。バニラに書いてある唯一のテキスト、種族です。
バニラビートで最もわかりやすい種族は「ハンター」でしょう。《ティーチャー》も《駱駝》もハンターであるため、1コストの呪文《番町大号令》でサーチすることができます。その《大号令》でハンターバニラをサーチできるので、終盤にも使える…ということですね。《アセンブラ》なんかが該当します。
他にもデッキによっていろいろな種族が優先されます。というよりそこしか差別化するところがない。たとえば侵略に重きを置いた侵略ビートなら、《侵略者 バロンスペード》と《獣軍隊 サイノス》を活かすために、リキッド・ピープルとビースト・フォークが多く使われます。
また《零次龍程式 トライグラマ》の存在からもわかるように、リキッド・ピープルは非常にバニラが豊富です。あとはパーロックシリーズがあるサイバーロードですね。バニラの最大のメリットである「フレーバーを書く余白が多い」ということを初めて実行したパーロックはやはり偉大ですね。当時はびっくりしました(そしてまさか本当に海賊神になるとは)。
これまで種族のことを言ってきましたが、バニラビート史上何よりも優先されたのは、やはり「緑の3コスト」でしょう。そう、《S級原始 サンマッド》です。
このデッキタイプであれば3体以上並べることは容易だし、侵略元に事欠くことはありません。カードパワーの塊みたいなカードなので、これが4枚入れれた時期が最も強いです。ただこのカードを使うならもっと強くなるデッキがあるってのが最大のデメリットでしたが……
しかしそれも過去の話。サンマッドは殿堂入りしてしまい、バニラビートも当然それに従わざるを得なくなりました。悲しい。
それ以降、バニラビートはずっと冬の時代です。バニラ全体で見ればジャックイレブンがあったことにはあったけど、すぐ立ち消えました。まあ最初からずっと冬なんですけどね。
このように、かの《サンマッド》や《ベイB・ジャック》の力を借りてもまだ所詮ファンデッキの域を出ない、ということを前提に考察していきます。どうあがいてもテキストないもんね、そんなもんよ。
◇既存のバニラビートから考える多色バニラ
本題。
そもそも多色を採用する強みってなんでしょう。多くの場合は「マナ基盤になる」「テキストが強い」あたりですが、バニラにテキストなんてないのでここは「パワーが高い」と読み替えるべきかと思います。
「マナ基盤になる」というのはそこそこ重要です。ただしタップインされてしまうので、ビートダウン的には一長一短といったところでしょうか。パワーも高いことに越したことはありませんが、《メガ・マグマ・ドラゴン》のラインである5000や《轟轟轟・ブランド》のラインである6000は結局2コストや3コスト程度では越えにくいというのが惜しいところです。
しかしもっとも肝心かつ致命的なことは、既存の青緑システムとの相性が最悪だということです。というのも、コスト3の多色クリーチャーのコストを2下げても、結局色の数は支払わないといけないからコスト1にはならないんですよね。
仮に青緑のバニラがいれば、1枚で《駱駝》と《ティーチャー》のどちらの色にもなれるため、まだ話は違ったのかもしれませんが、残念ながら存在しません。というより、対抗色バニラっていうのがほとんどいません。これは意外。
また緑には《純白設計図》という強力なドローソースがありますが、結局手札に入ったバニラたちを大量展開するためには《駱駝》が必要になるので、こちらのみを軸にすることも厳しいです。多色を入れる理由にはなりません。
つまり、《駱駝》に頼らず《ティーチャー》と、元から軽いバニラたちで展開していくことになります。そこに多色のポジションはあるのか……?
◇多色バニラの一覧
早速暗雲立ち込めますが、これらを踏まえたうえで、多色バニラの一覧を見ていきましょう。その総数はなんと13体(そのうち2色は9体)しかいません。収録された時系列順に見ていきます。
・《無頼勇騎ゴンタ》
初の多色バニラかつ、最も有名な多色バニラ。種族もパワーも優秀ですが、「バニラであること」を活かせるかと言われるとなかなか厳しいものがあります。何せ青が入ってないので。
フレーバーかっこいいよね。
似てる(似てない)。
・DM-12の「3コストパワー4000」友好色バニラサイクル
多色バニラの約半分を占めるサイクルです。どれもこれもマイナーですが、お店のストレージで見たことがあるかもしれません。ちなみにこのサイクルは、それぞれ同弾の「友好色デュアル進化サイクル」と対応しており、対応するバニラクリーチャーのどちらか一方の種族を持っています。《ドルメール》と《ロメール》が一番わかりやすいですね。
さて、この中で「バニラであること」を活かせそうなのは、やはり青が入っている《電影妖魔ドルメール》と《電磁賢者シリオン》です。しかし《シリオン》は後述する理由で採用理由がほぼ皆無なので、実質《ドルメール》だけと言えるでしょう。
・《惨劇のアイオライト》
世にも珍しい3色バニラ。しかし使い道があるかと言われると、うん……青は入ってるけどね…
3色はレアですが、それだけです。マナ基盤としては優秀ですが、そもそもバニラに3色も入れたら回りません。そこまでして黒を入れる理由がない。パワーは魅力的なんですけどね。あとフレーバーとイラスト。
・《死海竜》
かなり間を開けて登場した多色バニラ。片割れの《激竜王》ばかりが有名でしたが、こっちも名実ともにバニラになりました。その結果、3色でコマンドでドラゴンでパワー12000!強い!え?コスト5?さよなら……
コスト軽減が効かないのにコスト5は重すぎます。《駱駝》で軽量化もできますが、4色になるのはあまりにも辛い。第一「革命チェンジ先が多いコスト5のドラゴン》という意味では、《ガイアール・ベイビー》《凰翔竜騎バルキリー・ルピア》という強力過ぎるライバルがおり、それらを差し引いてわざわざこいつを採用する意味があるかと言われると……って感じです。
《エマージェンシー・タイフーン》や《ボーンおどり・チャージャー》で墓地に《死海竜》を落とし、《砂場男》で釣り上げ、《時の法皇 ミラダンテⅫ》や《解放の女傑 ドラクロワ》につなげるというアイデアも頂いたのですが、形にできる気がしませんでした。誰かお願いします。
余談ですが、激竜王ともども、「次のパックの目玉であるスーパーサイキッククリーチャーを、冠詞とパワーと色と種族だけ揃えて、枠が変わる演出と共に先行収録する」っていうコンセプトは大好きです。当時とてもわくわくしました。ガロウズデビルドラゴンパワーひっく!
・《ツッコミパンダ・ディス》
《ゴンタ》の種族違いなので省略。FT寒くない?
・《地獄のケンカボーグ》
種族は優秀だけど、緑が黒になってもなあ。
・《虚空の力 レールガン》
唯一の対抗色バニラです。アウトレイジの掟破り要素がこんなところにあったなんて。
やはり目を引くのはパワーですね。アイオライトから7年経つとこうなるのかみたいな印象があります。色が減るってのは当然一概に上位互換とは言えないんですが、それでもインフレを感じさせますね。
当然どんなにインフレしてもバニラはバニラですが、このクリーチャーはアウトレイジというサポート豊富な種族を持っています。青も入っていますし、これを軸に考える余地はありそうです。
どうでもいいけど突然アカシックシリーズの続編みたいなの出したの好き。そういう唐突な回収ができるのは長寿シリーズの特権ですね。
・《電磁星樹アマリンα》
サバイバーのクロニクルデッキに収録されてたやつ。《電磁賢者シリオン》が使えないって言ったのはこれがいるからです。スターライト・ツリーもグラディエーターも、バニラのカードプールで考える限りではほとんどサポートが無いに等しく、その上《アマリンα》は「サイバーロード(鬼面城の追加効果が撃てる)」「サバイバー」「コストが1軽い」「パワーが3500」「かわいい」という強みがあります。というか、コストは軽ければ軽いほどいいので、《シリオン》が《アマリンα》に勝てる要素は500高いパワーのみ。すなわち、わざわざこれを差し置いて採用する理由はないのです。南無。
スペックの実態は「青白版のゴンタ」って感じですが、青が入ってるので採用できます。というより、これまでの多色バニラの中で最も「採用する理由がある」と言えるでしょう。理由は後述。
ぼくこのクリーチャーほんと好きなんですよ。まずかわいい。次にサバイバー。もう最高。さらに「星樹」っていうスターライトツリー多色冠詞が初めて判明した。これは冠詞オタク的には非常にうれしい。そしてなによりフレーバー。「禁止された12個のプログラム」っていうめっちゃ古い単語を持ってきたことも当然なのですが、「サバイバーは人型種族が存在しない」という設定を逆手にとって、「彼女は人型だがサバイバーである。故に、彼女は後天的にサバイバーを取り込んだという可能性しか無い」ということが(フレーバーテキストを読まなくても)示されているデザイン。最高か????
・《第一種 アクミ》
最新の多色バニラ。実質種族無しなのでケンカボーグの完全下位互換(革命軍を参照するカードは何枚かあるがどれもこのカードは対象にとれないし、革命軍から進化するクリーチャーもいない)。ただでさえ少ない多色バニラ同士で完全下位互換があるなんて……もうちょっとなんとかならんかったんやろかこいつ。
(完全下位互換警察に怒られそうなので一応記述しておくと、「ハンターまたはエイリアンを対象にとる強制効果」が存在するのに対し、アクミ団及び革命軍にはそういったテキストが存在しないので、ケンカボーグがアクミよりも不利になる状況は発生する可能性があるが故に、真の意味での完全下位互換ではありません。具体例は《ホーリー・投げる・バナナ》などです。《レッド・ABYTHEN・カイザー》がいますからね。バナナのテキストはぐぐってください。)
さて、これにて多色バニラ一覧は終了です。この中から採用する理由になる!と言えるカードは《電脳妖魔ドルメール》、《虚空の力 レールガン》、《電磁星樹アマリンα》ということになりました。これら3枚のカードを軸に考えていきたいと思います。
◇ドルメール採用型
自分が多色バニラの裁定を聞いたときに真っ先に思い出したのがこのDM12バニラサイクルであり、同時にこいつがへドリアンを持っていることも思い出しました。へドリアン?そう、デッキ開発部ですね!
……突然飛躍してすみません。要するに、「デッキ開発部のバニラ特集記事において紹介されているレシピの中に、『究極男がへドリアンバニラであることに着目した、《電磁妖魔ロメール》を軸に添えるバニラデッキ』がある」ということです。上の記事は非常に面白いので是非一読をオススメします。
自分はこの記事が非常に好きで、バニラを見るたびにこの記事のことを思い出してしまいます(なんせ復帰するきっかけの記事なので)。それ故、真っ先に考えたのが「とりあえずこの開発部のレシピにドルメール突っ込めばいいのでは」ということでした(記事はE3当時のもの)。
しかし採用されているバニラは《パーロック ~最後の航海~》を除きコスト3。こればかりは仕方ないのですが、やはり《駱駝》を採用しない以上コスト3は重い。最軽量のコスト2、さらに言うならヘドリアンが欲しい……
などと考えていながら、タイムラインに流れてくる「DMRP-08コロコロ先行発売パック」の開封結果を眺めていると(自分は買っていなかったので)、一人のフォロワーさんの写真が目に飛び込んできました。
(写真掲載許可は頂いています)
えっ
右から2番目マジ?オリカバニラじゃん……(???)
というわけで、なぜか突然「コスト2バニラへドリアン」という最も望んでいたものが空から降ってきました。これは多色バニラの裁定と合わせてへドリアン型バニラを組めというデザイナーズコンボに違いありませんね!冗談みたいだけどあまりにも出来過ぎてて一瞬マジでそう思ったんだって。開発部は公式のコンテンツだし。
・サンプルレシピと解説
(これはこれから紹介するどのレシピにも言えるんですけど、あくまでこれは提言であって、全然完成形とかではないです。対人で回してないし……とりあえずこんな感じかなっていうサンプルということでお願いします。)
・《アクア・ティーチャー》×4
軸。なんでサイバーロードじゃないの。
・《超電磁妖魔 ロメール》×4
コンセプト。サイバーロードとへドリアンにアンブロッカブルと、パワー+2000のパンプアップ(自分除く)を付与します。自分のパワーはあがらないので注意。
・《パーロック ~最後の航海》×4
現状唯一の2コストバニラサイバーロード。1t《ティーチャー》2tこいつと繋がると綺麗ですね。
・《紙屑男》×4
現状唯一の2コストバニラへドリアン。最新弾のカードが入ったのでノルマ達成です(そんなノルマはない)
・《海賊の祈祷師 レディ・パーロック》×2
・《究極男》×2
ちょっとバニラが少なく感じたので。抜けるかも。
・《電影妖魔ドルメール》×3
核ではないがこのデッキのコンセプトです。うーん、本当に必要かと言われたら困りますが、理由の一つにはなってるかなあと思います。思いたい。
なんかこっちのほうが進化系感あるよね名前。
・《砂場男》×2
へドリアン型バニラの強みのひとつ。開発部のデッキではこれをさらに有効活用するために《エマージェンシー・タイフーン》や《アクア・メルゲ》などを投入し墓地の周りをよくしていましたが、そこまでするものでもないと重い単体採用。でもそこまでしないと強みは生かせないのかもしれないです。
1コスト上に《凶鬼03号 ガシャゴズラ》というほぼ完全上位互換(コスト4以上のバニラを採用することはまずないので)がいるのが厳しいですが、へドリアンという点で差別化できてると思います(建前)せっかくのバニラサポートだから使いたい(本音)。
FT好き。
・《プラチナ・ワルスラS》×1
「えっこれ入らない理由あるの」枠。《ティーチャー》から雑に進化速攻すると雑に強そうです。ほんとお前何?
・《エメラル》×1
最強軽量サイバーロード。特に入れない理由がないので脳死で入ってきました。1枚だし。
・《異端流し オニカマス》×3
これも入れない理由がないので入ってきました…ごめん…だって2コスでアンタッチャブルってだけで青ビートに入るのに、なぜかおまけで踏み倒しメタできるんだもん(逆)
下手すればメインアタッカー説もある。
・《撃髄医 スパイナー》×2
黒単色がちょっと欲しかったのと、単純に強いトリガーが欲しかったので。SSTで捲れたときにワンチャン《ティーチャー》がチャンプブロックする可能性もある。
ここは黒単で除去トリガーならなんでもいいと思います。
・《終末の時計 ザ・クロック》×4
どっからどうみても時計男なのでへドリアンです。
・《海底鬼面城》×4
サイバーロード軸である強みですね。なんで《ティーチャー》はサイバーロードじゃないの?(二回目)
・感想
うーん……
確かに「へドリアンバニラ」としてはこのデッキは一つの完成形と言えそうです。なにより《紙屑男》の登場が本当に大きい。
しかしそこに《ドルメール》が本当にいるか、となるとまた話は別です。確かにパワーも高く色基盤にもなりますが、絶対に必要かと言われるとどうなんでしょう。さらにコスト2のサイバーロードorへドリアンバニラが出てくれば間違いなく枠を譲りそうな気がしますね。
しかし開発部で気になっていたロメールデッキをこういう形で組めたことは素直にうれしいです。新DMから収録されている旧種族低スペックカードはこういうとこがあるから侮れないんですよね。
◇レールガン採用型
前述したとおり、アウトレイジということが最大の強みなので、それを活かした構築になります。つまり、アウトレイジのバニラをほかに探す必要があるわけですね。うーん、「赤か青の」「アウトレイジ」「バニラ」「できればコスト2」、そんな都合のいいバニラクリーチャーがいるわけ……いるわけ……
あっなんかいっぱいいたわ(笑)
・サンプルレシピと解説
単騎入れ忘れた。
《アクア・ティーチャー》×4
はい。
《亥年の宴上者 ベンベー》×3
《戌年の縁上者 ブルドック》×3
《酉年の炎上者 ポンティアック》×3
《巳年の強襲者 コブラ》×2
新年あけましておめでとうございます。
まさかこいつらを使うためのデッキになるとは思わなかった。
こうやって並べると言葉遊び面白いですね。流石アウトレイジ。
《虚空の力 レールガン》×4
あんまり多色ってことを考えず、「アウトレイジでバニラだから」入ってきたと考えるほうが自然ですね。マナ基盤としての活用が多そう。
《グレンニャー》?誰??
《プラチナ・ワルスラS》×1
なんだよこのテキスト。バニラ真面目に考えてるのがバカバカしくなるわ。入れるけど。
《海底鬼面城》×4
ドラえもんのやつ面白いよね。
《終末の時計 ザ・クロック》×4
《無重力 ナイン》×4
アウトレイジ軸にする一番の理由なので4。これがいるんならパラダイスアロマ返してくれてもよくない?ダメ?そっかあ……
《異端流し オニカマス》×4
カードパワーが掟破りだしアウトレイジですね(皮肉)。
《勇愛の天秤》×4
雑なドロソ。
・感想
う~~~~~~~~~~~ん………
どーーー考えても【赤青ブランド】のほうがいいよなあ……
これに突っ込むのも考えたんですけど、それやるにはちょっと青の比率が高い気がするんですよね。ぶっちゃけ一回も回してないのでアレなんですけど。
《レールガン》の枠をこれにしたら実は結構まともなのでは……?
お正月アウトレイジシリーズが合法的に使えるので、一発ネタとしてはなかなかありだと思います。おめでた。
◇アマリンα採用型
かわいい。
前述したとおり、実はこれが一番可能性、というか「多色を入れる意味」があるんじゃないかと思っています。こいつ「光文明」なんですよね。
光文明は唯一「1コストのバニラ」が存在する文明です。本来1コストのクリーチャーは何かしらのデメリットがつかなければいけない決まり(攻撃できない、とか)なのですが、この2体は光文明の特権でバニラであることが許されています。ちなみにちゃんと「パワー1000のクリーチャーに負ける唯一のパワー」っていうデメリットがあります。
「多色のメリットはどっちのマナにもなることで、それはバニラのコストを1にする駱駝と相性がいいのに、肝心の本人(多色バニラ)がコスト1にならないという矛盾を孕んでいる」ということは冒頭で説明した通りですが、光文明は《駱駝》にも頼らなくていい彼らがいることでそこを解決しているんですよね。
マナにおいた《アマリンα》が、《クルト》にも《ラプソディ》にも《ティーチャー》にも《海底鬼面城》にもなるというのは、ようやくマナ基盤としての多色の意味が生まれたかなと思います。
…はい、1つ嘘をつきました。
なんか1枚でやりたいこと完結してるやついるんだよな~~~~~~~~~~
えっなにこいつ?これだけでよくない?
まあ《アマリンα》はサイバーロードなので、鬼面城の対象になるということで、1つ……。
・サンプルレシピと解説
レシピの配置が輪をかけて汚くてすみません。
・《アクア・ティーチャー》×4
うん。
・《予言者クルト》×4
・《希望の親衛隊ラプソディ》×4
これを8枚積めるっていうのが、白は速攻の色であることの象徴だと思います。
・《電磁星樹アマリンα》×4
かわいいね。
サバイバーであることを活かすことも考えたんですけど流石にやめました。せめて《プロメフィウスα》がコスト2ならワンチャンあったんですけど。
・《アクア戦闘員 ゾロル》×2
・《パーロック ~最後の航海~》×2
ちょっとバニラが少なく感じたのと、《プラチナ・ワルスラS》の進化元の確保のために。
・《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》×2
白速攻なので。そういえばこいつしれっとハンターなんですね。とはいえさすがにトリーヴァハンターバニラは無理があるかな……
ここは《ラフルル》を回収できる《黙示賢者ソルハバキ》でもいいかもしれません。
・《海底鬼面城》×4
サイバーロードである(略)
・《異端流し オニカマス》×4
なーーーにが異端流しじゃゴラお前が異端じゃ
・《ヘブンズ・フォース》×4
最強カード。これ実質白いギフトでしょ。《ティーチャー》下でバニラを出せば手札損失ほぼゼロで適当に投げれます。嘘ついた、《ティーチャー》は召喚にしか反応しないのでドローはできません。あとトリガーで踏んだらクロック。
・《音精 ラフルル》×1
二度と帰ってくんな。
色が合うから適当に入ってきましたけどこういうビートにおいて強いんでしょうか、いや強いわ何いっとんねん。
・《プラチナ・ワルスラS》×1
誰?
・《終末の時計 ザ・クロック》×4
サバイバーのクロニクルデッキに入ってたのでサバイバーです。
・感想
クルトとラプソディのおかげで一番「それらしい」形にはなったけど、結局【サザン・ルネッサンス】でいいじゃねえか感はぬぐえません。まあ冒頭でも言ったとおり、バニラビートでそれを言い始めたらおしまいなんですけど……
◇総括
全体的にレシピが雑ですみません……あくまで提案なので。
結局のところ、現行の青緑侵略バニラビートに勝る特殊性(それ〇〇で良くね?と言われにくいという意味)、新規性を持つデッキタイプに至ることはできませんでした。やはり基本が強いですね。今回は特に「多色を入れる意義」を重点的に考えたので猶更かもしれません。普通のデッキ構築とは逆に考えてしまっているので。
一方で「バニラは青緑ビートだけじゃなくて色々遊べる可能性を秘めている」ことは伝わったと思います。そうか? 特に最近は謎の旧種族バニラが突然収録されたりするので、そういう意味でも面白みがあると思います。今後の記事でもバニラに関する記事はちまちま書いていきたいですね。
とりあえずこんなところで。
バニラ限定大会とか面白そうだから誰かやってほしい。
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