【クソデッキ記事 #4】卍 虚無の楽園 卍 ~青緑魔導具シャングリラエデン~
俺が満足するためのクソデッキ記事第4弾。どうしても《シャングリラ・エデン》を使いたかったというお話です。
◇発端
「デスザークで変なことしてえ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
クソファンデッカスはすぐそういうことを考える。アホですね。
それはさておき《デスザーク》の変なところは、進化でもないのに下にカードがいっぱい敷かれてて、そのクリーチャーを構成するカードが多いことです。その手の能力で一番使い勝手がよさそう(???)なのは……
《豊穣の祈り マナーン》だと思いました。自分の生き物を指定し、その生き物の数に含まれるカードの数だけ「起きたマナ(重要)」を形成できるカードです。
本来のデザインは「進化クリーチャーかゴッドを指定し、まあざっと2,3枚ぐらいブーストする」カードなのでしょう。神化編のカードだし。
言うまでもなく、それはコスト5の仕事ではありません。しかし7年もの歳月は、「進化でもないのになぜか4枚のカードを下に敷いて、早期に墓地から勝手に湧いてくる謎の生き物」を生み出すのに十分でした。それこそがそう、《卍デ・スザーク卍》ですね。
4ターン目までに無月の門を開き、ちょうど5ターン目にマナーンが着地、デスザークを指定することで、あの《龍仙ロマネスク》をも超える5枚という大ブーストが可能になります。ロマンだな!
さて、これでマナゾーンには5ターン目にして10枚(しかもそのうち5枚は起きてる)カードが存在します。しかしまだ終わりません。「仕事を終えたデスザークを使い、起きてる5マナでさらなるマナブーストができ、かつ大型クリーチャーをこのターンのうちに出せる」夢のカードがあります。
《母なる星域》です。これによりマナゾーンには15枚のマナ、すなわちコスト15以下の進化クリーチャーが出せることになります。
しかし「コストが重くて」「進化元を選ばず」「普段は出しにくく」「それでいて強力なロック性能かフィニッシャー性能を兼ね備えた」進化クリーチャー?そ、そんな都合のいい生き物いるわけ・・・・・・
いるんだよな~~~~~~~~~~~!!!!!!!!
このクリーチャーすき(語彙力)。
場にはさっきのマナーン、マナにはさっき送ったデスザークとその下の魔導具が必ず存在し、墓地はまあなんか適当に肥えてるでしょ!進化元は問題なし!5ターン目にはエデンが光臨する!しかも除去されてもエターナルΩで戻ってきて、それを再召喚するのに十分なマナがそろっているのが強い!!レシピはこうなんか適当に、(DMRP-04魔当時の)魔導具+デスザークを20枚ぐらい、それにマナーンと星域を雑に突っ込んで、終わり!行けるやろ!
うん、まあ、弱いよね。
なんかもう弱い理由なんて明白ですが一応書き連ねると
・4ターン目にデスザーク!→(当時のカードプールだと)自力で墓地に行くのがドゥポイズぐらいしかいなくて、デスザーク+門の元を墓地に用意する(ハンドに朱雀をキープしておくのは無理)には「グリギャンからのヴォガイガ」を確実に決めなきゃ無理なんだけど、そもそもヴォガイガがコスト4。は?
・マナに不純物が多すぎる。そのくせ肝心のシャングリラがいない。
・適当に墓地肥えとるやろ!→なんもおらんわ。最速で門開く犠牲になっとるわ。
・「マナーンと星域が同時に手札にありなおかつそれをキープできている確率」って何???こちとら黒緑やぞ???
・Ωでもどってくるのは強い。強いけど、墓地と場にもう一回準備するのが無理。
・なんか知らんけど山札めっちゃ薄くなってる。
・仮にエデンが出たとしても、その後残りの魔導具がすべての仕事を失い紙くずと化す。
・決まらないコンボほどつまらんものはない。普通にそのパーツでデスザークのデッキを組んだほうが良い。
解散!
結局、無月の門を悪用したファンデッキ/コンボデッキが組めない一番の理由は、「デッキの半数を魔導具で占めなきゃいけない」ことでした。これにコンボパーツとか入れて、受けもサポートも入れて……って、デッキの枚数上限知ってる?
ロマンコンボデッキなんて「まあ相手が運よく事故れば決まるよね」レベルなら御の字でしょ、と思っているのですが、これは相手が事故っても決まりませんでした。なによりこんなにデッキ単位のリソースを割いてやることが「でかい生き物」の召喚っていうのが最高に弱い。せめてエクストラウィンは狙わないと元が帰ってきません。いい例が【ゴクガサイクル】ですね。
結果としては大失敗、対人で回す前にひとり回しで結論が出てしまいました。コンボっデッキにとって一番悲しいパターンです。マナーンはストレージに帰り、無駄に充実したデスザークのパーツ一式が残され(なんで先に買っちゃったの???)、記憶からも忘れ去られていきました。「このギミックは無理」。そう結論づけました。
新弾が出るまで練っていた青黒魔導具シャングリラです
— Merry-Rice (@Merryrice_0902) December 27, 2018
ルーギリンに星域を撃つことで大量ブースト出来、シャングリラの早期着地が可能
新世界やガリュミーズを入れたいが枠がキツイのと、純正青黒魔導具とどう差別化を図れるかが課題です pic.twitter.com/K7OWi6RCgX
・・・このツイートを見るまでは。
◇復活
そうじゃん!青魔導具!というか青魔導具が出たときにマナーンに行き着かないほど、上の構築を頭から抹消していました。
青であれば手札が枯渇してキープできないという悩みから解消される上に、呪文であるため自分から墓地にたまってくれる性質上、4ターン目に無月の門を開くことも容易です。
さらにこの「ツインパクト」というカード、とてもシャングリラエデンと相性が良い。なんせ「軽コストで自分から墓地に落ちてくれるクリーチャー」なのです。そんなクリーチャーが無月の門(しかもめちゃくちゃ開きやすい)を持っている。そんなことある???
というわけで上のレシピをひな型に、デッキの半分を青魔導具で埋め、そこに《ギルーギリン》《マナーン》《星域》《エデン》あたりを4突っ込んで適当に回していると、いくつか課題点が見えてきました。
- ①緑が少なすぎると、《マナーン》の効果で緑が落ちず、そのターンに星域が唱えられない
- ②いくらなんでもトリガーが薄すぎる
- ③墓地に進化元を落とさなければならないが、《バレッドゥ》か《卍獄ブレイン》(2回目)を唱えるしか能動的な手段がない
- ④そもそもクリーチャー少なくてマナにすらないことがある
- ⑤《ギ・ルーギリン》を引けないことがままある
そんなカードあるか?とりあえず③が一番解決しやすそうだったので、「呪文面が軽い青か緑のツインパクト」を探す。うーん、コストが1ぐらいだとちょうどいいんだけど……
おるやんけ!
これ考えれば考えるほどシナジーがすごいカードで、
ぶっちゃけ《ツイパクト・マップ》のテキストは空打ちになることも多かったのですが、それを差し引いてもこれ一枚で補える範囲があまりにも広いかったです。欠点は表向きにしちゃうところかな……(なんで?)
正直これだけでも十分な補完パーツだったし、これ以上あんまり何も望んでいなかったのですが……
星域ツインパクト!?!?!?
— てんろー (@ten_low) January 13, 2019
マナに適当に置いた星域が進化元になるって書いてある は???
— てんろー (@ten_low) January 13, 2019
なんか星域がツインパクトになってしまった。これは考えてすらいなかったので本当に驚きました。上のツイート探すために自分のツイ対象に「星域」でエゴサかけたら丁度1年前に星域殿堂にビビっててウケた。
星域がツインパクトになったことにより、
- 《マップ》で持ってこれる
- 唱えた後墓地で進化元になる
- マナにおいても進化元になる
- クリーチャー側も軽い(実質コスト1)ので盤面に置けば進化元になる
- 進化元にしたらエターナルΩで《星域》が戻ってくる
などの考えても無かった様々な恩恵が受けられるようになりました。これはシャングリラエデンのためのカードだ……(過言)
こうして進化元捻出問題は完全に解決されました。《デスザーク》の登場からほぼ1年、青魔導具とツインパクトの力を得て、ようやく《マナーン》のロマンコンボは形になったのです。
ツインパクト!すごい!本当にすごいんだ!(画像略)
◇デッキレシピと解説
ガチャログでもいいんだけど4×10で自由効かないから、リアル所持してるやつはなるべく写真で並べたい。
・《「理想」の極 シャングリラ・エデン》×3
コンセプト。デカブツ。どうしてもこいつを轟破天以外で使ってやりたかった。5ターン目までにマナにおかなければなりませんが、《マナーン》の5ブースト込みでの話なのでまあ大抵はマナにあります。《ナスオ》もあるしね。あんまりあると事故の元なので3枚。
このクリーチャーを使うにあたっては元祖《シャングリラ》との差別化が欠かせません。ざっと比較すると、
[メリット]
・ガーディアンに拘らなくてよい(最重要)
・除去が無限に撃てる
・ブロックも封じる
[デメリット]
・コストが1重い(のにパワーは変わらん)
・盤面と墓地に必ず進化元が必要(最重要)
・《LOVE×HATE》がアタックチャンスで撃てない
・除去が強制
といった違いがあります。特に盤面にもクリーチャーが必要というのがなによりの欠点ですね。《シャングリラ》は実質マナ進化なので……
ですがこの点は上述した通りツインパクトでかなり解消された気がします。ツインパクトのガーディアンは現時点で存在しないので、ツインパクトを進化元に選べることは、そのままシャングリラとの差別化にも繋がります。
ただこのクリーチャーは「寝てなきゃいけない=毎ターン攻撃を強いられる=毎ターン強制除去」という欠点があることも注意しましょう。
基本的には出してすぐ殴りますが、返しのトリガーで手札に返ってくる(エターナルΩ)ことを考えると、進化元にするカードはある程度考える必要があります。コンボが決まっていればマナは十分に溜まっています(15-2(進化元+自分)=13マナ)が、戻ってきたのを次のターンに手打ちするためには少し工夫が必要です。
一回目に出すとき最も良いのは「《マナーン》(場)+《ギルーギリン》(墓地)+《幻緑の双月》(マナ)」のパターンです。こうすると次のターン、手張りで14マナ、《卍獄ブレイン》を唱え13マナ、《双月》を召喚して、先ほど手札に加えたカードをマナに置き12マナ、とぴったり正規の手段で再召喚することができます。(《ギルーギリン》の枠は《バグーバ》でも良いのですが、前者の方が確実に手札補充ができ、《双月》でマナに置くことができます)。安定してオニカマスを乗り越えることもできますね。
二回目以降は場合によりますが、やはり《双月》を進化元にしているとなにかと融通が利きます。あとは手札補充もできて再召喚も容易な《ギルーギリン》、場に出すことでめんどくさいのを除去できる《バグーバ》なんかですかね。手札に余裕があって星域も使えるなら自分自身という選択肢もあります。いやまあつまり全部なんだけど。
《サッヴァーク》とかいうカードはエターナルΩ発動させてくれない上に除去体制まで付与するので本当に天敵です。やめてほしい。
まあなんというか、「エデンを使わないといけない理由」としては上出来じゃないかなと思う。
・《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》×4
コンセプト②。自分から進化元になるカード兼、マナーンの養分。
打点にもなるしブロッカーにもなるしほんとに偉いです。エデンが出た後はブロッカーとアンブロッカブルがほとんど意味をなさなくなってしまうのが惜しいっちゃ惜しいけど、まあしょうがないね。
とにかく死ぬ気で4ターン目に立たせたいです。だから《奇石ミクセル》だの《デスマッチ・ビートル》だのこの辺は普通にキツイ、これらはまだ《堕呪 カージグリ》で対処できないこともないですが、あとから撃たれる《サイコロプス》とか《オリオティス・ジャッジ》とかはマジで無理です、許してください。
まあこいつの扱いそのものは普通のそれと同じですね。引いたらとりあえず唱えましょう。強いて言うなら4ターン目までに2回(2体目は進化元)撃ちたいってことでしょうか。一見難しそうですが、この2回目はマナーンを出した後でも間に合う(後述)ので案外達成できます。《堕呪 バレッドゥ》でも捨てれるし。
マナがアホみたいに伸びたあとは普通に手打ちして打点にも進化元にもします。下にカードが欲しいのはマナーン出すまでなので。
カードデザインもイラストも好きだったので出たときから使いたかったカード。でもなんであんなに《ガリュミーズ》高いんだよ。
・《堕呪 バレッドゥ》×4
コスト2魔導具①。説明いらんやろ。思考停止4。
4ターン目までに開きたいので本当に必須です。必要パーツを引きながら門を開くパーツおいたり、進化元を捨てたりします。優先的にキャストしたい。
・《堕呪 ゴンパドゥ》×4
コスト2魔導具②。こいつも強いですね。優先的にキャストしたいので4投。アクセスできる枚数は《バレッドゥ》よりも多いのでコンボパーツを持ってきやすいです。なんで制限ないんだ?なんで見せなくていいんだ?(制限がないからです)
イラストも好き。
・《堕呪 ウキドゥ》×3
コスト2魔導具③。バレッドゥと同じく4t虚無月に貢献できる。でも不確定なのと、枠が難しいので3。
うまいこと魔導具(もしくはクリーチャー)が落とせればいいのですが、なかなかそうもいかないので難しいところ。一応相手のトリガーを確認してから殴ることもできますがあんまりそういう機会はないかな……。
なぜか自分の盾を確認すると毎回カージグリを引く。悩む。
・《堕呪 ギャプドゥ》×3
コスト2魔導具④。貴重なトリガーだがSSTはおまけ程度だけど、相手のターンに門を開ける可能性があるので見た目以上にポテンシャルはある。が、あんまりそういう機会はない。
手札に来てしまうと一番弱い(しかし撃ちたいコスト2)のでこの枚数だが、ウキドゥの1枚をここにしても良い気がする。そっちのほうが受けはよくなるが、まあ誤差なんだよな……。
背景が緑なのでマナにおいてあるとたまに間違える(間違えるなよ)。
・《堕呪 カージグリ》×4
貴重なトリガー枠で除去枠で門を開く魔導具。つよい。
除去しながら門開ける(しかも相手のターン中に)からずるいですねこれ。ドローできたら最高だったんだけどな(何言ってんの?)
イラストも好き(2度目)。
・《レレディ・バグーバ》×4
こいつの有用性はさっき言ったとおりですね。基本的にはコスト1で墓地に落ちるのが仕事です。トリガーで踏んでも9000除去を飛ばしてくれてそのあと盤面に残って進化元か星域の生贄になってくれるので、思った以上にやることが多いです。序盤に引いたら適当にマナに置いてそのあと進化元にします(もちろん普通に唱えることもします)。マナが溢れる後半に引いたら、手札から除去飛ばしたあと進化元or生贄にすることもあります。過労死しそう。
3マナ(例えば青/緑/無(エデン))の場合、コスト2魔導具を青/無のマナで撃てば、引いたこれを撃つことができるので緑マナは残しておきましょう。まあこの辺は回せばわかるかと。
片方が除去トリガーのツインパクト好きなんですよね。一番は両方がシナジーしてるやつだけど(閣下/デモハンとか)。
・《幻緑の双月/母なる星域》×4
なぜかツインパクトになったやつ。4でしょ。ツインパクトになる前から腐りにくかったカード(2体目以降を出すのに使うので)なんですけど、なってからはさらに腐らなくなりました。
この《幻緑の双月》というチョイスは非常に絶妙です。コストが軽いので、2体目以降を出すときに盤面に出てくれるのは当然強いのですが、そのときにマナが増えるのが色々なところで役に立ちます。なんせ実質コスト1なので。
もちろんそんなことを考えなくても、《ツインパクト・マップ》で持ってこれたり、唱えた後墓地で進化元になったり、マナに置かざるを得なかった《星域》も後々進化元になるといったわかりやすいメリットもあります。偉いなあ。
あ、あと《ギ・ルーギリン》をマナに送ると起きた青マナが5マナ用意されるので、それを使って別固体の《ギ・ルーギリン》を立て直すことも十分可能です。そうすると次のターンに《エデン》と合わせて打点が届きますね。
ツインパクトじゃないやつを5枚目6枚目として入れることもできますけど、そこまで必要じゃないです。
欠点は光ってないところ。
・《豊穣の祈り マナーン》×4
コンセプト。
スペック的にはめちゃくちゃ渋いのでカード的には《メビウス・チャージャー》のほうが強いんですけど、「星域が撃てる」「最終的に盤面にこのクリーチャーが残る」という点を考えると、星域エデンはひとつの結論だと考えています。
ただ「星域が撃てる」には、実は「5ブーストで緑マナが落ちなければならない」という結構厳しい条件があります。《エデン》をマナに落とすためには手張りでも良いんですけど、この緑マナは完全に運ゲーなので、デッキ構築段階である程度緑を積む必要があるのです。たぶんこれ以上緑を減らすことはできないかな……。ほんとはもっと青魔導具積みたいんですけど。
小ネタとして、これで5ブーストしたあと星域分の3マナを残しておけば余った2マナで 《バレッドゥ》や《卍獄ブレイン》、《ツインパクト・マップ》が唱えられるので、強引に墓地に進化元を用意することもできます。
さらに小ネタとして、出たとき自分自身を指定することで絶対1ブーストはできるので、例えば手札にこれと《星域》が揃っているのに4ターン目に出した《ギ・ルーギリン》を返しのターンで除去されたときなどに、5ターン目にこれを出せば、次のターンマナ手張り→星域で12マナに到達するので、ギリギリ《エデン》を出すことができます。できるけど、まあムーブとしてはめっちゃ弱いので……。
最初に出た1体以降は仕事ないので腐るんですけど、《ツインパクト・マップ》でサーチできないこともあって泣きの4投。こういうカードこそツインパクトになってほしいですね……!
・《再生妖精スズラン》×2
お守り。マナから飛んできて進化元になったり星域の生贄になったりしてくれます。2個目の効果は使ったことないです。
正直1枚でもいいかな~って思います。除去呪文つかねえかな(2回目)。
ちなみに同じようにマナから低コストで飛んでくるクリーチャーに《陰陽の舞》がありますが、彼は全体マナ数でみたら-2しちゃって《星域》の全体マナ数にかかわってくるのでダメでした。絶対に緑マナ2個消費するのもマイナスポイント(緑マナは結構カツカツだったりするので)。最初は「ちょうど墓地に進化元用意できるし最適やん!」と思ったんですけど、《星域》がツインパクトになったので2体目以降の墓地の進化元は本当に困らなくなったんですよね。なんだあいつ。
・《ダンディ・ナスオ》(殿)×1
いつもの。
墓地に直接《ギ・ルーギリン》を落としたり、マナに《エデン》を用意しながら青魔導具を落として門を開く手伝いをしたり、やることはまあいつもと同じです。これも実質コスト1ですね。あと緑のカード確保。相変わらずつえーなー。これ説明いる?
◇不採用カード
・《卍 新世壊 卍》
ドロソとしてめちゃめちゃ強いんですけど、これあると「下に4枚敷かれた《ギ・ルーギリン》」が完成しないんですよね。
一応「無月の門99で《堕呪 エアヴォ》を唱え、虚無月の門を宣言、《新世壊》の一番上だけを戻し、下に敷かれていた魔導具を墓地に置いたあと、虚無月の門を処理して《ギ・ルーギリン》を出す」っていうのは考えたんですけど、まあ枠ないよね。前述した通りある程度緑に枠を割かないと《マナーン》→《星域》が成立しないので……。《エアヴォ》が除去トリガーにもなるのは悪くないと思うんですけど、このへんはもっと賢い人に任せます。
・《卍月ガ・リュザーク 卍/卍・極・殺》
最初は入ってたんですけど、そもそも魔導具たまらないし、出す暇ないし……
7マナブーストできるってのは一見すごいんですけど、黒主体にするとダメだってのは冒頭で知ってるのでやめました。ただこれに星域撃つことに専念した黒緑型はなかなかいいと思います。5ターン目マナーンを考えなくていいので。除去も多めに積めるし、そっちはそっちでちょっと考えてみようかな……。
・《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》
下が軽い呪文で、上も除去を兼ねたクリーチャー、トリガーもケアできる、と強いカードなのですが、墓地に行ってほしいという願望は前述のとおり《幻緑の双月》のおかげでほぼ解決されたので魔導具ではないこのカードは抜けてしまいました。ただトリガーケアは必要だなーとたまに思うので、《スズラン》の枠をこれにすることは十分アリだと思います。《ツインパクト・マップ》で持ってこれるしね。緑の枚数が少し減ってしまうことが懸念点ですが、どうかな……。でも序盤の青マナがちょっと足りないのも事実なんだよな……。結構必要なんじゃないか?これ。
◇回し方
さんざん言っていますが、「4ターン目までに《ギ・ルーギリン》を出して5ターン目に《マナーン》→《星域》、15マナあるので《エデン》を出す」がすべてです。出した後は実質強制攻撃なので脳死で殴りましょう。除去で返されたときやオニカマスがいるときのケアは前述のとおりです。
前述しましたが《エデン》を出したターンに余ったマナで《ギ・ルーギリン》を出しておくと次のターンに打点が届きます。
《カージグリ》はできれば手札に握っておきたいですが青マナも結構渇望するので厳しいところ。
2体目以降の《エデン》も十分狙えますが、その際マナの枚数には注意しましょう。《エデン》で減ってたり、マナから《スズラン》を出したり、盤面進化元を《レレディ・バグーバ》《ギ・ルーギリン》なんかで補ったりすると意外とマナがなくなってるので、結構計算を必要とします。《双月》を活用したりなんやかんやしましょう。
◇まとめ
とりあえずざっとサーチしても類似コンボ出てこなかったんでオリジナルとして投稿しましたが、まあ誰かは考えてるよね。「先人が思いつかなかったのではなく、あえてやらなかったこと」の一つだと思います。
それはそれとして、《シャングリラ・エデン》を轟破天のオチ以外の方法でちゃんと活躍させれたので自分はとても満足しています。早期にぶん投げると「処理手段ないんで投了で」ということもたまにあります。楽しい。《ガリュミーズ》も《メラヴォルガル》もいらないので、是非一発ネタにどうでしょうか?
今回はこのへんで。
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