鬼火電磁波痛み分け

だれもいない へやから キーボードをたたく ような おとが きこえたら それは インターネットムウマの イタズラに ちがいない。

【雑記】FGOとの関係に折り合いをつけたかった文章

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 2019年8月29日、かの「ポケモンマスターズ」が配信された。

 

 自分はとにかくソシャゲに対する関心が低く、課金もしなければ、やったことのあるタイトルもほとんどない。これは単に自分がソシャゲに向いてないだけだと思うので、ソシャゲの在り方とかソシャゲ批判とか、そういうことをしたいのではない。このポケマスだって、いつまで続くかは正直わからない。

 ポケマスの比較対象にできる自分の経験のあるソシャゲはただ一つ、「Fate/Grand Order」だけだ。そして今日、このゲームにお別れを告げようと思う

 勘違いしてほしくはないのだが、自分はFGOが好きだ。嫌いなとこも多いし、むしろそっちのほうが多いけど、やっぱり思い入れは強いもので、どうしても憎むことはできない。今回の記事はFGO批判とか、「だからFGOは嫌い!ポケマスは最高!」という記事では無いし、FGOはここが変わったからダメだなんていうことを言いたいのでもないし、解脱を薦める記事でもない。ただ、もうFGOを心から楽しむことはできないのだろうなあと。ポケマスを通じて気づかされてしまったのだ。

 だからこれは、自分への言い訳である。FGOを起動することに食指が動かないことの言い訳であり、ゲームの中に残されたサーヴァントたちへの謝罪であり、敗北宣言だ。

 悪いのは、すべて自分。

 

 

Ⅰ.FGOとの思い出

 まずはFGOとの思い出語りなので、どうでもいい人は上の目次から飛ばしてほしい。飛ばしても問題は無い。

 FGOを始める前、自分はFateを全く知らなかった。型月という文字を東方関連で少しだけ知っている程度、あとセイバー?とエクスカリバー?ぐらい……

 そんな知識量の状態からFGOをやろうと思ったのは、2016年の第一部終了で、タイムラインのフォロワーたちがこぞって「FGOありがとう……」とつぶやいていたからだ。そんなにいいシナリオなのかと思い、元旦にインストールをした。

 そこからはもうドハマリ……というわけでもなかったと思う。ちまちまとストーリーを進め、やる気のないときにはやらず、ガチャも適当に回し、必要になったFate知識は一応蓄えながらも、ゲーム内で結構説明や補完をしてくれるためなんとかなったり。結局第一部を終わらせるのに半年ぐらいかかってしまった。

 その後も、イベントには一応参加して素材を集めつつ、シナリオはやる気が起きるまで放置、タイムラインでネタバレが流れ始めたころにようやくやる……という、やる気があるのかないのかわからないようなプレイ。そもそもソシャゲというものが初めてだったので、あまり勝手がわかっていなかったというのが大きい。

 そういうプレイ方法ゆえ、最初に手を付けたソシャゲがFGOだったのは良かったのだろう。他の人と協力する要素が皆無なので、自分がやる気が出ずにシナリオが滞ろうが素材が溜まらなかろうが、結局自分にしか関係がない。だからゆっくりできたともいうし、やる気にムラがあったともいう。

 渋すぎるガチャも、素材や種火の溜まる速度からすればちょうどいいとも言えた(渋いのを肯定しているわけではない)。結局最後までほぼ無課金(福袋を2回回した程度)だったが、それなりに星5は来てくれたし、一年も経った頃には、人並みの周回ができるようになっていた。アンリマユはなぜか6人来てくれたし、玉藻は2人来てくれた。みんな全然知らなかったキャラなのに好きになったし、本当にうれしかった。

 そしてこの周回というのが、なかなかどうして自分の性に合っていた。確かにめんどくさいし、宝具カットしろとかオート設置しろとか言いたいけれど、じわじわと素材が集まっていく感じや、いかにして効率の良い周回をするか……というのはとても楽しかった。周回の結果素材やイベント特攻が集まってどんどん楽になるのもまた面白かった。

 だが受験期にほとんど触れられなかったところから、だんだんと起動すらもしなくなってしまった。情報は常に(ネタバレを踏まない程度に)追っているのだが、シナリオもイベントもやらなくなり、連続ログインは7日目まで行った覚えがない。これをFGOのせいにするつもりは全然ない。すべて自分のせいだ。

 だが今年の夏イベの配布が葛飾北斎だと知り、流石にこれはやらなければいけないと思っていた。北斎は推し鯖でありながらガチャで迎えることができず、また同じ境遇にあった酒呑童子のハロウィンイベントはきっちりこなしたことからも、「ここで完走しなければもうFGOをやる気力は完全になくなるだろう」と最初から思っていた。

 結論から言えば、結局最初からやる気を出すことはできなかった。シナリオも中盤になってからようやくスタートしたし、今からちゃんと進めればギリギリ終わるか…?というレベルだったと思う。それでも一応やる気はあったのだ。

 そんなところに、ポケモンマスターズが来てしまった。

 

Ⅱ.ポケマスの罪

 正直に言うともともとあまり期待していたゲームではない(とか言いながらちゃんと配信日にやる気だったんだけど)。この手のアプリにあまり望むものもないなあ……と思っていたのは事実だ。

 しかし蓋を開けてみれば、設定資料集やセリフテキストから重箱の隅をつつくようなしっかりとした考証に、解釈違いを滅多に引き起こさないキャラクター達、ネームドNPC(モミとかマイとか)やブレーン、アニメ未登場四天王などの初ボイス(自分はあまりフルボイスに関心がない)、そして何よりまさか聞けると思っていなかった各戦闘曲のアレンジ兼新曲……望んでもいなかったものが実装されている(特にマイ達は、実装されればいいな―程度に考えていたので、まさか初期メンバーにいるとは思いもしなかった)。

 ゲーム性について色々と気になる点はあるが、まだサービス開始から日が浅いので、そこを突っ込むのは野暮というものだろう。基本が周回して素材を集めるということも、FGOでそのやり方のノウハウが身に着いていたのでなんら気になることはなかった。むしろ、自分が周回を嫌いでないのは、幼い頃から永遠に四天王やジェントルマンやエリートトレーナーを倒し続けていたからなのかもしれない。そう考えると周回はポケモンの基本であるともいえる。

 いや、ゲーム性はこの際どうでもよいのだ。一番はやはり、自分の知っているネタがしっかりと拾われるという、その感動だ。ああ、FateクラスタFGOでずっとこれを味わってきたのだなと思ってしまった。自分には何もわからない。わからないながらも、きちんと面白かった。それは事実だ。しかし、わかる人にしかわからないネタで構成されているものがすべてわかるという楽しさ、愉悦、感動をポケマスが味わわせてしまった。それはFGOをやっているときに、ずっと意図的に目を背けてきたものだった。だがもう背けられない。もうずっと、どんな劇判を聞いても、どんなテキストを読んでも、ここが引っかかり続けるのだろう。「これがポケマスならもっと楽しめた」「これがポケマスならもっと感動していた」。その楽しみ方をしている層が存在するという事実が許せなくなってしまった。

 そんな状況でこのゲームをプレイするのは、もはやできないだろう。またそこに延々と区切りを付けられず、曖昧なままプレイするのも、恐らく不可能だ。だから、恐らくもうFGOは起動できない。何度でも言うが、これはただのエゴだし、我儘だ。

 

Ⅲ.おわりに

 たぶん起動することは無いけれど、アンインストールすることもないだろうと思う。なんだかんだ言いながら、彼らや、彼らとの時間を、全部なかったことにはできない。幸いゲームをほとんどやらないおかげか、容量にはたっぷり余裕があるので、しばらくは大丈夫だと思う。石も溜まっているので、また酒呑童子などがピックアップされたときにはガチャだけ回すかもしれない。

 また、7部のアニメも6部の映画も非常に楽しみにしている。それらはほぼ完全に「FGO」で完結しているから、というのが大きいだろうか。第2部はどうしても4章で手が止まってしまいそうだ。勿論、知らなくてもわかるようにできているのはわかるし、それは思い知ってきたが、やはり根本的な部分で許せそうにない。何も知らずにプレイしている自分と、それを知ろうとしない自分に対して。

 結局この「知ろうとしない」が根底にあるんだと思う。言い方が強くなってしまうが、そこまでこのコンテンツにはまれなかったということなのだ、結果だけ見れば。自分では決してそんなことはないと思っているのだが、事実はそう示している。

 もしFGOを現在進行形でプレイしている人がここまで読んでくれていたら、とても酷い内容だったかもしれない。本当に申し訳ないと思う。

 FGOを嫌いになったわけではない。ただ、どうしても自分との折り合いがつけれなくなってしまった、ただそれだけなのだ。

 

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ありがとうFGO。さようならFGOまた逢う日まで(激寒)。