鬼火電磁波痛み分け

Oの数は多い方が良いとされる

【2月7日】ポ映画5作イッキ観の雑感など【#んろ日記】

ただでさえ遅れていたのに途中で全ロストしたので本当に萎えてしまった。かなり遅くなりました。

 

 ◆ニチアサ感想

セイバー

 特撮作品とかでどうしても野暮だとわかっていながら「流石に小事件とかも含めて全部解決すんのは無理じゃね?」というのを思ってしまうので、今回の導入は新鮮でした。まあ、探せばいっぱいこういうのありそうだけど。

 今回は大秦寺さん回でした。もっと剣の声を聴けという抽象的なことを鍛冶屋が言うのはそれなりに説得力があって、鍛冶屋設定が活きててよかったと思います。直接話し合えばわかるのはそれはそうなんだけど、あんまりそればっかり言いすぎるのも違うとは思います。とはいえ、これからこの展開をあと3人ぐらいにやるとなると「また毎回叫ぶのか……」と思ってしまうのもそうなんですが。

 あとはエックスソードマンが良かったです。あんまりあのビジュアルだけではどっちでもよかったけど、顔が移動するのが好きでしたね。元の素体があるからこそという感じで。モノクロからカラーテレビになるのも好きです。

キラメイ

 ついにこれまでの登場人物が整理されて繋がって、ああついにこの作品も終わってしまうんだな……って毎回言ってない?これ。

 展開も、決して読めないわけでは無いがベタすぎるわけでもないいい塩梅でした。そして次回も同じく読み切れない。いろいろと想像はできるけど、キラメイなら王道をちょっと外したところに持っていってくれるような気がします。

 前話から引き続いて創作というキラメンタルの話に持っていきそうですが、自分はこれが結構気に入っています。そもそもこの作品はキラメンタルが何かをわかりやすくするために、それぞれのキャラに独自の個性(ゲームとか走ることとか)を持たせていて、かつそれがしっかり使われているところに面白さがあるのですが、レッドのそれが「お絵描き」っていうのは子供心にもめちゃくちゃわかりやすいと思うんですよね。思えば「技を考える」という創作の具体例もわかりやすく低年齢層だ。それでいて各話のメッセージ性はちゃんと「創作」のほうのレイヤーまで上げていたりするので、このへんがクレバーな作風の正体だと思っています。「現代っぽい」のもこのへんかも。

 終わってしまうのは寂しいですが、あの兄弟げんかにどうやって落としどころをつけるのかは本当に楽しみです。リュウソウの例もあるし。

その他

 ムービーパーティーの予告にザミーゴが映ってて嬉しかったです。しかもオリキャス。

 

ポケモン映画歴代シリーズNo.1決定戦イッキ観オンライン上映会・雑感

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 まさかイッキ観=一日で5本全部見るということとは思わなかったけど、なんだかんだいって五本通しで見てしまいました。結果二日にわたり自律神経がガバガバになりましたが、楽しかったので致し方なし。やっぱりタイムラインで同時共有できるのは楽しいですね。以下雑感。

水の都

 見たのはかなり久々、二回目ぐらい?話の流れはだいたい覚えていたのですが、後半があんなに急だったこととか、こころのしずく=地球というメッセージ性があるとか、そういうのは全然理解してなかったことがわかりました。

 それよりも、知らない土地で知らない少女に誘われて……というシチュエーションが性癖過ぎました。ここだけで名作判定してしまうのもやむを得ないかもしれない。

 あの話の流れで絶対最後カノンにはならないだろ……って思うんですけど、「サトシだけは唇の体温でどっちかわかってる」っていうのはとても素敵で好きです(ファン設定っぽいけど)。意味のあるキス。

ルカリオ

 これも見返したのは初めてかもしれない。記憶にある限りでは一番最初に映画館で見た映画なのですが、正直「人間が吸い込まれていくのが怖い」という感想がほとんどで、ストーリー自体はあんまり理解してなかったなあ。随所随所のシーンはよく覚えてるんですが。

 で、今になって見返してみると、これは確かにストーリー難しい。回想が多いから時系列がわかりづらいというのもあるかもしれないけど、単純にキャラクター同士の対比構造や、そのメッセージがはじまりの樹とどう繋がって来るのかとか、細かいことは本当にわかってなかったですね。主題は簡単だけど、はじまりの樹が(直接的な理解をするには)ノイズになっているので、ちょっと遠回りな印象を受けるかもしれません。

 それはそれとして時空の花が夢映しっぽいとことか、最後で主役ポケモンが消えるとことか、随所随所で水の都と被っちゃってるのも面白かったです。

ダークライ

 こちらはキミ決めの直前に見返したので一番新しいです。キミ決めのEDにオラシオンを起用したの、意味わかんないけどちょっと泣いちゃったんですよ。それぐらいダークライは好きで。ダークライのキャラ造形もさることながら、でかい塔が実はでかい楽器とか、それを鳴らすための円盤が暗号になってるとかの細かい部分も好きでした。何より、DPということもあって当時が第一次個人的ポケモンブームなので単純に思い入れが強い。ポケモンサンデーも熱心に見ていたのでそれも印象深いです。

 今回見たことで、最後のダークライが姿を現すシーンが「影のアップから入る」というのがめちゃくちゃ良いシーンだと気づきました。影だからって悪いやつとは限らなくて、良い影もあるという。そういえばここ星空キャンプの影遊びシーンと被ってますね。

ゲノセクト

 これは映画の翌年のテレビ放映で見たのが最後かな。まあ本音を言えばタイムライン的には聖剣士が良かったんですけど、これもちょっと見直したいとは思っていました。それにタイムラインは結局オーダイルで盛り上がるし……(本当に誇張抜きで活躍しまくるからすごい)。

 この映画が今回のラインナップでは一番賛否両論だったのはそうなんですけど、やっぱり悪い映画じゃないというか、出来は普通に良いと思います。ただテンポが悪いとか赤ゲノが話聞かな過ぎてイライラするとか、赤い理由だのメガシンカする理由だのプラズマ団設定(ゲノの回想ではちらっと出てくるので設定が死んでるわけでは無い)だのが本編に絡んでこないせいでノイズになってしまうのも否定できない。

 ミュウツーゲノセクトは同じ作られたポケモンだけど、自分の居場所がどこかわかっているという点で実は全然同じじゃなかったのに、そんな二人が最後に地球を見てお互いがわかりあうというオチは結構好きです。一見するとサトシはいらないんだけど、ミュ逆のオマージュみたいなことをさせてる時点でミュウツーが何も変わってないということでもあるんだと思います。そういえば地球を見るのって水の都と被ってますね(メッセージ性もなんとなく被ってる気がする)。

フーパ

 一回テレビ放映されたのを見たのかな、多分見るのは3回目ぐらいだと思います。XYはどれが来ても面白いという安定感がすごいですね。欲を言えばボルケニオンのほうが好きなんだけど、このオールスター感は5作の最後にふさわしかったのでこれはフーパが最良でした。

 望みを叶えるっていう設定とポケモンマスターがこんなに噛み合いよかったっけ、というのは今回改めて思わされました。フーパは当時見たときからその一貫したメッセージ性とその決着のつけ方が簡潔で大好きだったのですが、さらに好きになりました。自分自身がフープを潜り抜けなければいけないっていうの、めちゃめちゃ視覚的にわかりやすいよね

 当時思わなかったこととしては「影フーパ、ほんとにP4のシャドウじゃん」でした。我は汝、汝は我。

 ラティにはじまりラティに終わる5作品でした。言うまでもなく水の都と被ってますね。

 

 あんまりしないチョイスでの5作品だったこともあって、いつもの親子や「みんな出てこいノルマ」「ピカチュウ―!ノルマ」はもちろん、「なんかさっき見たな……」な展開が多かったのも新鮮で面白かったです。まあ、5作も見るとめちゃめちゃに疲れるんですけど。

 次はこう、せめて3作品ぐらいでやってほしいです。

 

 おわり。毎日更新かどうかはかなり怪しいですが、まあ日を飛ばしたわけではないので大目に見てください。

 

昨日↓

tenloooooooow.hatenablog.com